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RX 9070 XT徹底解説|搭載モデルのおすすめPC紹介と選び方のポイント、旧世代との比較【GPU/AMD/Radeon】

GPU解説

Radeon RX 9070 XTがついに登場

どういったグラフィックボードなの?

「RX 9070 XTって旧世代と比べてどう?」

この記事では、AMDの新グラフィックボード「Radeon RX 9070 XT」の注目ポイントや前世代GPUとの性能差を数値で徹底比較し、ゲーミングやクリエイティブ用途でどの程度の進化を遂げたのか分かりやすく解説します。

この記事の注目ポイント
  • RX 9070 XTのスペック解説
  • RX 9070 XT vs RX 7000シリーズ徹底比較
  • RX 9070 XT搭載のおすすめゲーミングPC
  • RX 9070 XTはどのような人向け?
  • RX 9070 XT搭載PC選びのポイント
  • よくある質問(FAQ)

Radeon RX 9000シリーズ次世代ハイエンドGPUを他モデルと徹底比較・確認していきます!

RX 9070 XTスペック解説

まずは、Radeon RX 9070 XTの主要スペックを詳しく見ていきましょう。

項目内容
アーキテクチャRDNA 4.0
GPUNavi 48 XTX
製造プロセス4nm TSMC (N4P FinFET)
トランジスタ数539億
ダイサイズ357mm²
CU数64
シェーダーユニット4,096
RTコア64(第3世代)
AIアクセラレータ128(第2世代)
ベースクロック1,660MHz
ゲームクロック2,400MHz
ブーストクロック2,970MHz
VRAMGDDR6 16GB
メモリクロック20.1Gbps
メモリバス幅256bit
メモリバンド幅644.6GB/s
L2キャッシュ8MB
Infinity Cache64MB
PCIeインターフェースPCIe 5.0 x16
TDP(TBP)304W
補助電源8ピン×2
推奨電源750W
モニタ出力HDMI 2.1b×1、DisplayPort 2.1a×3
発売日2025年3月6日
参考価格(国内)約128,800円~
参考:https://www.amd.com/ja/products/graphics/desktops/radeon/9000-series/amd-radeon-rx-9070xt.html

RDNA 4.0アーキテクチャの真髄!ゲーム性能とAI機能が飛躍的に向上

Radeon RX 9070 XTは、AMDが誇る最新のグラフィックスアーキテクチャ「RDNA 4.0」を採用しています。これは、前世代のRDNA 3から大幅に進化を遂げ、特にゲーミング性能、レイトレーシング性能、そしてAI処理能力の面で大きな飛躍を遂げました。

製造プロセスには、高性能かつ電力効率に優れるTSMCの4nm (N4P FinFET)が用いられ、539億個ものトランジスタを集積した「Navi 48 XTX」GPUコアを搭載しています。これにより、限られた電力の中で最大限のパフォーマンスを引き出すことが可能になりました。

1. 進化した「CU数64基」と「シェーダーユニット4,096基」がもたらす圧倒的な描写力

RX 9070 XTは、64基のコンピュートユニット(CU)と、それに伴う4,096基のシェーダーユニットを搭載しています。CU数だけを見ると前世代の最上位モデルには及ばないように見えるかもしれませんが、RDNA 4.0ではCUあたりの効率が大幅に向上しており、同じCU数でもより高い性能を発揮できるよう設計されています。

これにより、最新のAAAタイトルを高解像度・高フレームレートで快適にプレイできるようになり、ゲーム内の細かな描写やエフェクトを余すところなく体験できます。

2. レイトレーシングがより身近に!「第3世代RTコア」の高速処理

RX 9070 XTは、64基の第3世代RTコアを搭載しています。レイトレーシングは、光の物理的な挙動をシミュレートすることで、よりリアルな光源、影、反射などをゲーム内に表現する技術です。

RDNA 4.0世代では、このRTコアの処理効率が大幅に改善されており、レイトレーシング対応ゲームをこれまで以上に高フレームレートで楽しめるようになりました。AMD GPUでレイトレーシング性能に課題を感じていた方も、RX 9070 XTならその進化を体感できるでしょう。

3. AI時代を牽引する「第2世代AIアクセラレータ128基」の威力

Radeon RX 9070 XTの大きな特徴の一つが、128基の第2世代AIアクセラレータ(AI/Tensorコア)を搭載している点です。これは、AI関連の計算に特化した専用ハードウェアであり、特にAMD独自のアップスケーリング技術である「FSR(FidelityFX Super Resolution)」の性能向上に貢献します。

FSRは、低解像度でレンダリングした画像をAIで高解像度化し、フレームレートを向上させる技術で、このAIアクセラレータにより、画質を維持しつつ、より高いフレームレートでのゲーミングが可能になります。また、将来的にAIを活用するクリエイティブアプリケーションやゲーム内機能の高速化にも寄与し、AI時代を見据えたGPUとしての汎用性を高めています。

4. 高クロックと大容量「16GB GDDR6 VRAM」:ゲームもクリエイティブも快適に

RX 9070 XTは、ゲームクロック2,400MHz、ブーストクロック2,970MHzと、非常に高い動作クロックを実現しています。これにより、純粋な演算能力が高まり、ゲームのフレームレート向上に直結します。

さらに、16GBのGDDR6 VRAMを搭載。これは、4K解像度でのゲーミングや、テクスチャ容量の大きい最新ゲーム、そして動画編集や3Dモデリングのようなクリエイティブ作業において、非常に重要な要素です。VRAM容量が十分にあることで、スムーズな動作と高画質を両立できます。

64MBのInfinity Cache8MBのL2キャッシュも搭載されており、GPUコアとVRAM間のデータ転送を効率化し、実効的なメモリ帯域幅を向上させることで、GPUの性能を最大限に引き出します。

5. 「PCIe 5.0 x16」対応と最適化された消費電力

接続インターフェースは最新のPCIe 5.0 x16に対応しています。これにより、CPUとGPU間のデータ転送速度が飛躍的に向上し、特に将来的に登場するであろうPCIe 5.0対応のゲームやアプリケーションで、その真価を発揮するでしょう。

TDP(TBP:Total Board Power)は304Wと、前世代の同クラスと比較して電力効率が改善されています。補助電源は8ピン×2が必要となり、推奨電源は750Wです。この数値は、RX 9070 XTの高い性能に見合ったものですが、システム全体の消費電力を考慮した電源ユニット選びが重要になります。


RX 9070 XT vs RX 7000シリーズ比較:AMDグラボの進化を徹底解剖!

Radeon RX 9070 XTの登場は、AMDグラフィックボードの大きな世代交代を意味します。ここでは、前世代RDNA 3アーキテクチャを採用した代表的なモデル、Radeon RX 7900 XTおよびRX 7800 XTと比較し、RX 9070 XTがどれほど進化したのかを詳しく見ていきましょう。

項目Radeon RX 9070 XTRadeon RX 7900 XTRadeon RX 7800 XT
アーキテクチャRDNA 4.0RDNA 3RDNA 3
GPUNavi 48 XTXNavi 31 XTNavi 32 XT
製造プロセス4nm TSMC5nm Chiplet5nm Chiplet
トランジスタ数539億580億 (GCD+MCD)281億
CU数648460
シェーダーユニット4,0965,3763,840
RTコア64(第3世代)84(第2世代)60(第2世代)
AIアクセラレータ128(第2世代)なし(AIアクセラレータは搭載)なし(AIアクセラレータは搭載)
ベースクロック1,660MHz1,500MHz1,295MHz
ゲームクロック2,400MHz2,025MHz2,124MHz
ブーストクロック2,970MHz2,400MHz2,430MHz
VRAMGDDR6 16GB20GB GDDR616GB GDDR6
メモリクロック20.1Gbps20Gbps19.5Gbps
メモリバス幅256bit320bit256bit
Infinity Cache64MB80MB64MB
PCIeインターフェースPCIe 5.0 x16PCIe 4.0 x16PCIe 4.0 x16
TDP(TBP)304W300W263W
参考価格(国内)約128,800円~約120,000円~(発売時:約15万円~)約8万円~(発売時:約8.5万円~)
発売日2025年3月6日2022年12月13日2023年9月6日
参考:
https://www.amd.com/ja/products/graphics/desktops/radeon/9000-series/amd-radeon-rx-9070xt.html
https://www.amd.com/ja/products/graphics/desktops/radeon/7000-series.html

RX 9070 XTがRX 7000シリーズから飛躍した5つのポイント

上記の比較表から、Radeon RX 9070 XTの大きな進化点が際立っています。

1. 新次元の電力効率とパフォーマンス:「RDNA 4.0」と「4nmプロセス」

RX 9070 XTは、全く新しいRDNA 4.0アーキテクチャTSMCの4nmプロセスで製造されています。これに対し、RX 7000シリーズはRDNA 3アーキテクチャと5nmプロセスです。

この世代交代により、RX 9070 XTはワットあたりの性能(電力効率)が大幅に向上しています。トランジスタ数の増加と微細化されたプロセスにより、同じ消費電力でより高い性能を発揮できるようになり、前世代よりも効率的なゲーミング体験を提供します。

2. レイトレーシング性能の劇的な向上:「第3世代RTコア」の威力

RX 9070 XTは第3世代RTコアを搭載しており、RX 7000シリーズの第2世代RTコアから大きく進化しました。これにより、レイトレーシング計算の効率と速度が劇的に向上しています。

これまでAMD GPUでレイトレーシング性能に課題を感じていたゲーマーも、RX 9070 XTならより多くのRT対応ゲームを高フレームレートで快適に楽しめるようになり、美麗な光の表現を存分に堪能できるでしょう。

3. AI時代の必須機能:「第2世代AIアクセラレータ」を本格搭載

RX 9070 XTには、128基の第2世代AIアクセラレータが本格的に搭載されています。RX 7000シリーズにもAIアクセラレータの概念はありましたが、RDNA 4.0ではより洗練され、効率が向上しています。

このAIアクセラレータは、AMD独自のアップスケーリング技術FSRの性能向上に直結します。さらに、AIを活用するゲーム内機能や、画像生成AI、動画編集といったクリエイティブアプリケーションの処理速度を加速させ、AI時代におけるGPUの汎用性を飛躍的に高めています。

4. 高い「ゲームクロック」と「ブーストクロック」で体感性能が向上

RX 9070 XTは、ゲームクロック2,400MHz、ブーストクロック2,970MHzと、RX 7000シリーズの同クラスモデルと比較して大幅に高い動作クロックを実現しています。

これらの高クロックは、純粋な演算能力の向上に繋がり、特にシングルスレッド性能が重要なゲームタイトルやアプリケーションにおいて、より高いフレームレートやスムーズな動作をもたらします。

5. 次世代規格への対応:「PCIe 5.0 x16」と最新ディスプレイ出力

RX 9070 XTは最新のPCIe 5.0 x16インターフェースに対応しており、RX 7000シリーズのPCIe 4.0 x16からアップグレードされています。これにより、CPUとGPU間のデータ転送帯域幅が倍増し、将来的なボトルネックの発生を抑制します。

また、モニタ出力はHDMI 2.1bとDisplayPort 2.1aを搭載。これにより、高解像度・高リフレッシュレートの次世代モニターにも完全に対応し、最高のビジュアル体験を提供します。

補足:シェーダーユニット数の見かけ上の減少について

RX 9070 XTはRX 7900 XTと比較して、シェーダーユニット数が減少しているように見えます。しかし、これはRDNA 4.0アーキテクチャの進化により、ユニットあたりの効率が向上し、同じ、あるいはそれ以上の実効性能をより少ないシェーダーユニット数で達成できるようになったためと考えられます。

RX 9070 XTはRX 7900 XTと比較して、シェーダーユニット数が減少しているように見えます。しかし、これはRDNA 4.0アーキテクチャの進化により、ユニットあたりの効率が向上し、同じ、あるいはそれ以上の実効性能をより少ないシェーダーユニット数で達成できるようになったためと考えられます。

Radeon RX 9070 XT vs RX 7000シリーズの比較は上記の通りです。また、Radeon RX 9070 XT と RX 9070の違い・比較に興味がある方は、以下の記事より確認出来ます。

RX 9070 XT搭載のおすすめゲーミングPC

では、Radeon RX 9070 XT搭載のおすすめゲーミングPCを紹介していきます。「カスタマイズを見る」をクリックすると、カスタマイズの確認ができる公式サイトの商品ページにアクセスできます。

Radeon RX 9070 XT 搭載PCはこちら↓

FRGHLMB650/M808

FRGHLMB650/M808
CPURyzen 7 9700X
GPURadeon RX 9070 XT
価格 259,800円(税込)
※2025年08月25日調査

こちらのゲーミングPCは「FRONTIER」にて販売されています。当サイトでは、ミドルクラスで紹介しているPCです。

【即納品】FRGHLMB650/01/Q

【即納品】FRGHLMB650/01/Q
CPURyzen 7 7800X3D
GPURadeon RX 9070 XT
価格 275,800円(税込)
※2025年08月25日調査

こちらのゲーミングPCは「FRONTIER」にて販売されています。当サイトでは、ミドルクラスで紹介しているPCです。

FRGPLB860MW/SG2

FRGPLB860MW/SG2
CPUCore Ultra 5 225F
GPURadeon RX 9070 XT
価格 289,800円(税込)
※2025年08月25日調査

こちらのゲーミングPCは「FRONTIER」にて販売されています。当サイトでは、ミドルクラスで紹介しているPCです。

【即納品】FRGHLMB650/02/Q

【即納品】FRGHLMB650/02/Q
CPURyzen 7 9800X3D
GPURadeon RX 9070 XT
価格 292,800円(税込)
※2025年08月25日調査

こちらのゲーミングPCは「FRONTIER」にて販売されています。当サイトでは、ミドルクラスで紹介しているPCです。

FRGHLB860/SG6

FRGHLB860/SG6
CPUCore Ultra 7 265F
GPURadeon RX 9070 XT
価格 312,800円(税込)
※2025年08月25日調査

こちらのゲーミングPCは「FRONTIER」にて販売されています。当サイトでは、ミドルハイで紹介しているPCです。

G TUNE FG-A7A7X

G TUNE FG-A7A7X
CPURyzen 7 9800X3D
GPURadeon RX 9070 XT
価格 429,800円(税込)
※2025年08月25日調査

こちらのゲーミングPCは「マウスコンピューター」にて販売されています。当サイトでは、ハイエンドで紹介しているPCです。

▼その他のおすすめゲーミングPCについて興味のある方は、以下のまとめ記事で全て確認出来ます。

RX 9070 XTはどんな人におすすめ?ゲーマー・クリエイター別の最適な選び方

Radeon RX 9070 XTは、AMDの最新技術が凝縮された高性能GPUです。では、具体的にどのようなユーザーに最適なグラフィックボードなのでしょうか?

1. 「WQHD~4Kゲーミング」で妥協しないゲーマー

Radeon RX 9070 XTは、特にWQHD(2560×1440)解像度で最高のゲーミング体験を求める方に最適です。多くの最新AAAタイトルを高設定・高フレームレートで快適にプレイできるでしょう。

  • 競技系タイトルで高リフレッシュレートを維持したい:240Hz以上の高リフレッシュレートモニターを活用し、滑らかな映像で相手に差をつけたいeスポーツプレイヤーに。
  • 美麗なグラフィックでゲームの世界に没頭したい:レイトレーシングを有効にしても高いフレームレートを維持できるため、よりリアルな光の表現でゲームを楽しみたい方に。
  • カジュアルな4Kゲーミングも楽しみたい:FSRなどのアップスケーリング技術と組み合わせることで、一部のタイトルであれば4K解像度でも十分快適なゲーミングが可能です。

2. 「AIを活用するクリエイティブ作業」を行うプロフェッショナル

Radeon RX 9070 XTは、ゲーミングだけでなく、AIアクセラレータの搭載により、クリエイティブワークにも強力なパフォーマンスを発揮します。

  • 動画編集者・3Dモデラー:AIによるエンコード/デコード支援や、レンダリング時間の短縮、AIを活用したエフェクト処理などで作業効率を向上させたい方。
  • 画像生成AI(Stable Diffusionなど)を本格的に利用したい:大容量16GB VRAMとAIアクセラレータにより、画像生成の高速化や、より複雑なモデルの実行が可能になります。
  • CAD/CAMなど専門性の高いソフトウェアを利用する方:高い演算能力とVRAM容量が、大規模なデータ処理やリアルタイムプレビューをスムーズにします。

3. 「コストパフォーマンス」と「性能」のバランスを重視するユーザー

RX 9070 XTは、その性能を考えると非常に魅力的な価格設定がされています。

  • ハイエンドGPUを手に入れたいが、予算も考慮したい:同等性能の競合製品と比較して、より魅力的な価格で高性能GPUを手に入れたい方に最適です。
  • 電力効率の良い高性能GPUを求めている:304WというTBPは、このクラスのGPUとしては非常に優秀であり、電源ユニットや冷却への負担を比較的抑えられます。

4. 「AMDプラットフォーム」で最高の環境を構築したいユーザー

  • AMD Ryzen CPUと組み合わせることで相乗効果を狙いたい:Smart Access Memory(SAM)などのAMD独自の技術を活用し、CPUとGPUの連携による性能向上を最大限に引き出したい方。
  • AMD製品で統一された安定したエコシステムを構築したい:CPUからGPUまでAMD製品で揃え、安定性と互換性を重視する方にとって、RDNA 4.0世代のRX 9070 XTは最適な選択肢となるでしょう。

RX 9070 XT搭載PC選びのポイント:最高峰のゲーミングPCを構築するために

Radeon RX 9070 XTの性能を最大限に引き出し、最高のゲーミングやクリエイティブ体験を得るためには、PCの他のパーツ選びも非常に重要です。以下のポイントに注目して選びましょう。

1. CPU:GPUの性能を余さず引き出す「ハイエンドCPU」を選ぼう

RX 9070 XTのような高性能GPUは、CPUの性能が不足していると「ボトルネック」となり、GPUの真の力を発揮できません。以下のハイエンドCPUとの組み合わせが必須です。

  • AMD Ryzen 7000/8000シリーズ(Ryzen 7 7700X以上、Ryzen 9 7900X/7950X、またはRyzen 7 8700G、Ryzen 9 8900Gなど):AMD製GPUとの相性も良く、Smart Access Memory(SAM)などのAMD独自の技術で性能をさらに引き出せます。
  • Intel Core Ultra 7/9シリーズ(Core Ultra 7 265K以上、Core Ultra 9 285Kなど):最新のIntel CPUも、高いゲーミング性能とマルチタスク性能でRX 9070 XTの性能を存分に引き出してくれます。

これらのCPUと組み合わせることで、ゲーム中のフレームレートを安定させ、全体的なパフォーマンスを向上させることができます。

2. 電源ユニット(PSU):安定動作の要!「750W~850W以上」を推奨

Radeon RX 9070 XTのTDP(TBP)は304Wと高めです。高性能なCPUや複数のストレージ、多数の冷却ファンを組み合わせることを考えると、システム全体の消費電力は大きくなります。

最低でも750W、可能であれば850W以上の電源ユニットを選ぶことを強く推奨します。電源ユニットはPCの安定稼働に不可欠なため、信頼性の高いブランドの80 PLUS Gold認証以上の高効率モデルを選ぶと安心です。余裕を持った電源容量は、将来的なアップグレードにも対応しやすくなります。

3. メモリ:高速「DDR5-6000MHz以上」を「32GB」搭載しよう

RX 9070 XTはDDR5メモリをサポートするシステムとの組み合わせが一般的です。ゲーミングや特にクリエイティブ作業において、DDR5-6000MHz以上の高速なメモリを32GB以上搭載することをおすすめします。

最新のAAAタイトルや動画編集、3Dモデリングのようなメモリを大量に消費する作業では、32GBあるとCPUとGPUの性能を最大限に活かし、より快適に動作します。

4. ストレージ:ゲームやアプリのロードを爆速にする「PCI Express Gen4 NVMe SSD」が基本

ゲームのロード時間やアプリケーションの起動速度に直結するのがストレージです。PCI Express Gen4対応のNVMe SSDをシステムドライブとして使用することで、圧倒的な高速体験が得られます。

RX 9070 XTはPCIe 5.0に対応していますが、現状ではGPU側のボトルネックは発生しにくいため、コストパフォーマンスを考慮するとGen4 SSDが現実的で十分な性能を提供します。ゲームを複数インストールするなら、容量は1TB以上を目安にしましょう。

5. PCケースと冷却:エアフローとGPUのサイズを必ず確認

RX 9070 XTはTDP 304WのGPUであり、それなりの発熱があります。GPUの性能を安定して引き出すには、エアフロー(通気性)の良いPCケースを選ぶことが非常に重要です。

  • PCケースのサイズ:RX 9070 XTは比較的大型のグラフィックボードとなる可能性があるため、PCケースに物理的に収まるか(特にグラフィックボードの長さと厚み、そしてCPUクーラーや簡易水冷ラジエーターとの干渉)を事前に確認しましょう。
  • ケースファン:適切な位置に十分な数のケースファンを設置し、PCケース内部の熱を効率的に排出できる環境を整えることが大切です。CPUクーラーも高性能なものを選択し、システム全体の冷却性能を高めましょう。

これらのポイントを考慮してPCパーツを選べば、Radeon RX 9070 XTの性能を最大限に引き出し、最高のゲーミングやクリエイティブ体験を享受できるでしょう。


RX 9070 XTに関するよくある質問

Q
Radeon RX 9070 XTの発売日はいつですか?
A

Radeon RX 9070 XTは2025年3月6日に発売されました。

Q
Radeon RX 9070 XTはどの解像度のゲーミングに向いていますか?
A

Radeon RX 9070 XTは、主にWQHD(2560×1440)解像度でのゲーミングで最高のパフォーマンスを発揮します。多くの最新AAAタイトルを高設定・高フレームレートで快適にプレイできます。設定を調整すれば4K解像度でも十分プレイ可能です。

Q
RX 9070 XTのAIアクセラレータは何に役立ちますか?
A

はい、Radeon RX 9070 XTは第3世代RTコアを搭載しており、RDNA 3世代よりもレイトレーシング性能が大きく向上しています。対応ゲームタイトルであれば、これまでよりも高いフレームレートでレイトレーシングを有効にしてプレイすることが可能になります。

Q
RX 9070 XTでレイトレーシングは快適にできますか?
A

はい、Radeon RX 9070 XTは第3世代RTコアを搭載しており、RDNA 3世代よりもレイトレーシング性能が大きく向上しています。対応ゲームタイトルであれば、これまでよりも高いフレームレートでレイトレーシングを有効にしてプレイすることが可能になります。

Q
RX 9070 XTの参考価格はいくらですか?
A

Radeon RX 9070 XTの国内参考価格は、発表時点で約128,800円~とされています。

Q
RX 9070 XTを搭載するPCを選ぶ際の最も重要なポイントは何ですか?
A

RX 9070 XTの性能を最大限に引き出すためには、CPUとのバランス(高性能なCPUの選択)、システム全体の安定性を確保するための十分な容量(750W~850W以上推奨)の電源ユニットを選ぶことが重要です。また、GPUの発熱に対応できる適切なエアフローを持つPCケースを選ぶことも忘れてはいけません。

まとめ

AMD Radeon RX 9070 XTは、革新的なRDNA 4.0アーキテクチャ、4nmプロセス、そしてAIアクセラレータの搭載により、ゲーミング性能、特にレイトレーシング性能とAI処理能力を飛躍的に向上させたGPUです。

  • WQHDゲーミングの真の主役:高フレームレートで最高のビジュアル体験を提供。
  • レイトレーシングをより快適に:美麗なグラフィックでゲームの世界に没頭できる。
  • AI機能で未来に対応:FSRの進化やクリエイティブ作業の効率化を実現。
  • 高いコストパフォーマンス:性能と価格、電力効率のバランスが非常に魅力的。

Radeon RX 9070 XTは、まさに次世代のゲーミングPCを構築する上で、非常に強力かつ魅力的な選択肢となるでしょう。このGPUを搭載したPCで、あなたのゲームライフやクリエイティブワークを新たな高みへと引き上げてみませんか?

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