- Ryzen 9 9950X3DとCore Ultra 7 265K/265の違いや特徴は?
- Ryzen 9 9950X3D / Core Ultra 7 265Kの違い・スペック解説
- ゲーミング/クリエイティブ性能対決:性能の王者と効率の王者
- 各CPUの特徴・どんな人におすすめか?
- Ryzen 9 9950X3D 搭載のおすすめゲーミングPC
- Core Ultra 7 265/265K 搭載のおすすめゲーミングPC
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- 性能を引き出すためのPC選びのポイント
- FAQ. よくある質問
- まとめ:あなたの用途に最適な次世代CPUを選ぼう!
Ryzen 9 9950X3DとCore Ultra 7 265K/265の違いや特徴は?
今、PC業界で注目されている2つのモンスターCPU、AMDの究極ゲーミングプロセッサ「Ryzen 9 9950X3D」と、Intelの新世代AIデスクトップCPU「Core Ultra 7 265K/265」を徹底的に比較分析します!

「最高のゲーム体験が欲しいけど、AI性能も気になる…」
「結局、ハイエンドPCを組むならどちらに投資すべき?」
そんなあなたの悩みを解決するため、スペックの数値と、それでは見えてこない、各CPUが持つ「真の強み」を深堀りしていきます。
AMDのZen 5と第2世代3D V-Cacheが織りなす究極のゲーミングパフォーマンス、対するIntelのArrow Lakeアーキテクチャと3nmプロセス、そしてAI Boost (NPU)という未来兵器――次世代PCで本当に選ぶべきCPUはどれか確認しましょう。
Ryzen 9 9950X3D / Core Ultra 7 265Kの違い・スペック解説
まずは、両CPUの主要なスペックを比較表で確認しましょう。この数値の羅列の中に、彼らが目指す方向性の決定的な違いが隠されています。
項目 | Ryzen 9 9950X3D | Core Ultra 7 265K | Core Ultra 7 265 | 違いのポイント |
---|---|---|---|---|
PassMarkスコア | 約70,000 (70,226) | 約60,000 (58,833) | 約50,000 (49,224) | 9950X3Dが圧倒的に高スコア |
アーキテクチャ | Zen 5 (Granite Ridge) | Arrow Lake | Arrow Lake | 世代アーキテクチャが異なる |
プロセス | 4nm (CCD)、6nm (IOD) | 3nm(Compute Tile) | 3nm(Compute Tile) | Intelがより微細なプロセスを採用 |
コア/スレッド数 | 16コア / 32スレッド | 20コア(8P+12E)/ 20スレッド | 20コア(8P+12E)/ 20スレッド | 9950X3Dはスレッド数で優位 |
L3キャッシュ(合計) | 128 MB (96MB 3D V-Cache) | 30 MB | 30 MB | 9950X3Dが圧倒的に大容量 |
最大ブーストクロック | 5.7 GHz | 5.5 GHz (Pコア) | 5.3 GHz (Pコア) | 9950X3Dがわずかに高クロック |
TDP (PBP/MTP) | 170W | 125W / 250W | 65W / 182W | 9950X3Dは定格が高く、 265は電力効率を重視 |
AI機能 | Ryzen AI (NPUは非搭載) | Intel AI Boost (NPU搭載) | Intel AI Boost (NPU搭載) | 265K/265は専用NPUを搭載 |
内蔵GPU | Radeon Graphics (2基、2200MHz) | Intel Graphics (Arcベース, 2.0GHz) | Intel Graphics (Arcベース, 1.95GHz) | どちらもArcベースで高性能 |
ソケット | AM5 | LGA1851 | LGA1851 | ソケット互換性なし |
発売日 | 2025年3月14日 | 2024年10月24日 | 2025年2月21日 | – |
価格 (USD) | $663.95 | $394.00-$404.00 | $384.00-$394.00 | Core Ultra 7が大幅に安価 |
Core Ultra 7 265K/265は、Intelの最新アーキテクチャ「Arrow Lake」を採用し、3nmプロセスとAI専用NPUをデスクトップにもたらした「新時代の効率性」を追求したCPUです。
一方、Ryzen 9 9950X3Dは、Zen 5アーキテクチャと第2世代AMD 3D V-Cache™を搭載した究極の16コアデスクトップCPUであり、「絶対的なゲーミングとマルチコア性能」の融合を目指しています。AMDはこれを「ゲーマーやクリエイターの高い要求にも難なく応える驚異的なパフォーマンスを発揮する」と位置づけています。
▶ 各CPUの詳細記事については、以下記事よりご確認ください。
なぜこんなに違う?「違い」を深掘り
この3つのCPUは、デスクトップハイエンド市場を狙う製品でありながら、その設計思想は全く異なります。
1. ゲーミング性能:3D V-Cacheの絶対的優位性
Ryzen 9 9950X3Dの最大の武器は、第2世代の「3D V-Cache」技術による128MBという桁外れなL3キャッシュ容量です。
CPUのL3キャッシュは、ゲームが頻繁にアクセスするデータを保存し、メインメモリへのアクセス遅延(ボトルネック)を劇的に回避する役割を果たします。9950X3Dの96MBの追加キャッシュは、特に競技性の高いFPSや高負荷なAAAタイトルにおいて、フレームレートを劇的に底上げします。
実際、AMDのデータでは、Ryzen 9 9950X3Dは競合のIntel Core Ultra 9 285K(Core Ultra 7 265Kの上位モデル)と比較して、『Cyberpunk 2077』で+59%、『Far Cry 6』で+53%もゲーミング性能が優位であると示されています。Core Ultra 7 265K/265は285Kよりもさらに下位モデルであるため、ゲーミング性能においては、Ryzen 9 9950X3Dが圧倒的な王者として君臨します。
一方、Core Ultra 7 265K/265はZen 5世代に匹敵するArrow Lakeアーキテクチャを採用し、DDR5-6400メモリに対応するなど高い基礎能力を持ちますが、キャッシュ容量(30MB)の差は埋められません。
結論:最高のゲーミング体験、特に高フレームレートを追求するなら、Ryzen 9 9950X3Dが圧倒的な勝利。
2. クリエイティブ・マルチタスク性能:スレッド数と効率性の戦い
クリエイティブ用途やマルチタスク性能では、コア数とスレッド数が重要になります。
- Ryzen 9 9950X3D: 16コア32スレッド。スレッド数ではCore Ultra 7 265K/265(20スレッド)を上回ります。
- Core Ultra 7 265K/265: 20コア20スレッド(P8+E12)。
Ryzen 9 9950X3Dは、Zen 5アーキテクチャと32スレッドのパワーで、Adobe Photoshopで+147%、7-Zipで+133%、Davinci Pugetbenchで+118%など、コンテンツ制作ワークロードにおいてもCore Ultra 9 285Kを大きく凌駕する性能を発揮します。
Core Ultra 7シリーズは、20コアという物理コア数でRyzen 9 9950X3D(16コア)を上回りますが、ハイパースレッディングがないためスレッド数で劣ります。また、Ryzen 9 9950X3DのPassMarkスコアは70,187と非常に高く、純粋なマルチコアパワーでも優位性があると考えられます。
結論:クリエイティブや重いマルチタスクでも、Ryzen 9 9950X3Dが強力なZen 5コアと圧倒的なマルチスレッド性能で優位。
3. AI機能と将来性:Core Ultraの「専用NPU」という切り札
Core Ultra 7 265K/265がRyzen 9 9950X3Dに対して持つ、最も決定的な差別化要素、それがAI処理専用のNPU(Neural Processing Unit)「Intel AI Boost」の搭載です。
Ryzen AIは、特定のRyzenプロセッサ(主にモバイル向け)で専用AIエンジン、Radeonグラフィックスエンジン、Ryzenプロセッサコアを組み合わせてAI機能を実現しますが、Core Ultra 7 265K/265には、デスクトップ向けで専用NPUが搭載されています。このNPUはAI計算に特化しており、CPUやGPUに負荷をかけずに、AI関連タスクを高速かつ効率的に実行します。
Core Ultra 7のNPUピークTOPSは13であり、全体では33~36 TOPSのピーク性能を発揮します。これは、今後のAI PC時代において、画像認識、リアルタイム翻訳、AIを活用したクリエイティブツールの動作を、Core Ultra 7がより快適かつ省電力で行える可能性を示しています。
結論:AI時代を見据えた未来の技術投資、特にAI機能の効率性や専用ハードウェアを重視するなら、Core Ultra 7 265K/265が優位。
4. 電力効率と冷却:低TDPモデルが魅力のCore Ultra 7 265
ハイエンドCPUの宿命とも言えるのが「発熱と消費電力」です。
- Ryzen 9 9950X3D:TDPは170W。このハイエンドな電力設定は、最高の性能を引き出すためのものであり、高性能な簡易水冷クーラーが必須となります。
- Core Ultra 7 265K:PBP 125W / MTP 250W。オーバークロックを見据えた設定であり、やはり強力な冷却が必要です。
- Core Ultra 7 265:PBP 65W / MTP 182W。定格運用であれば、TDP 65Wという驚異的な効率性で、高性能を実現しています。
Core Ultra 7 265は、Ryzen 9 9950X3Dや265Kと比較して、発熱や消費電力を大幅に抑えつつ(定格時)、高いZen 5世代相当の性能(Arrow Lake)を享受できるため、静音性や省エネ性を重視するユーザーにとっては非常に大きな魅力となります。
結論:最高の性能を追求するなら両者ともハイパワーだが、省電力・低発熱を重視するならCore Ultra 7 265が明確に有利。
PassMarkスコア比較:マルチコア性能の真実
PassMarkのCPU Markスコアは、CPUのマルチスレッド性能を総合的に評価する指標です。ここに示された数値は、この2つのCPUがデスクトップPCの「処理能力の頂点」でどのような立ち位置にあるかを明確に示しています。
【衝撃の数値!】PassMarkスコア比較:70,226 vs 58,833
CPU名称 | PassMark CPU Markスコア | R9 9950X3Dとの性能差 | 備考 |
---|---|---|---|
Ryzen 9 9950X3D | 70,226 | ― | 文句なしのマルチコア王者 |
Core Ultra 7 265K | 58,833 | R9 9950X3Dに対して約16.3%低 | OC対応ハイエンドモデル |
Core Ultra 7 265 | 49,224 | R9 9950X3Dに対して約29.9%低 | 標準効率モデル |
PassMarkスコアが明確に示しているのは、Ryzen 9 9950X3Dがマルチコア性能において絶対的な王座にいるという事実です。
Core Ultra 7 265K/265はもちろん高性能ですが、9950X3DはIntelの最上位モデルであるCore Ultra 9 285K(67,684)さえも上回っています。これは、Zen 5のIPC向上と16コア32スレッド、そして大容量キャッシュによる相乗効果が、Core Ultraの20コア20スレッド構成を上回っていることを強く示唆しています。
結論: 処理能力(マルチスレッド性能)を数値で比較する限り、Ryzen 9 9950X3DがCore Ultra 7 265K/265に対して圧倒的なリードを築いています。
ゲーミング/クリエイティブ性能対決:性能の王者と効率の王者
PassMarkスコアがマルチコア性能の目安である一方で、実際のアプリケーション性能はどのように分かれているのでしょうか。
クリエイティブ/マルチスレッド性能:Ryzen 9 9950X3Dの圧勝
AMDは、Ryzen 9 9950X3Dがコンテンツ制作において、Intelの最上位モデル「Core Ultra 9 285K」に対して驚異的な優位性を持つことを示しています。
ベンチマーク項目 | Ryzen 9 9950X3D vs Intel Core Ultra 9 285K | Core Ultra 7 265K/265との関係性 |
---|---|---|
Adobe Photoshop | AMD Ryzen +147% | 265K/265も同様の傾向で大きく劣る可能性 |
7zip | AMD Ryzen +133% | 圧縮・解凍作業で大幅な性能差 |
Davinci Pugetbench | AMD Ryzen +118% | 動画編集系でリード |
Corona Benchmark | AMD Ryzen +114% | 3Dレンダリングにも強い |
Core Ultra 7 265K/265は、Core Ultra 9 285K(67,684)よりもPassMarkスコアが低いため、このクリエイティブワークロードにおいてもRyzen 9 9950X3Dが圧倒的なパフォーマンスを発揮することが予想されます。プロのクリエイターにとって、これは秒単位で作業時間が短縮されることを意味します。
ゲーミング性能:3D V-Cacheがもたらす絶対的優位
ゲーミング性能においても、Ryzen 9 9950X3Dは「世界最高の16コアプロセッサ」として設計されています。
- 3D V-Cacheの絶対的優位:Ryzen 9 9950X3Dの128 MB or 144MBもの巨大なL3キャッシュは、特にCPU依存度の高い競技系FPSや高リフレッシュレート環境でのフレームレートを劇的に向上させます。
- Intel Arrow Lakeへの優位性:9950X3Dは、Intelの新しいArrow Lakeプロセッサ(Core Ultra 9 285Kと推測)と比較して、ゲーミングで平均10%高速であると発表されています。
AI性能と効率性:Core Ultra 7の確かな未来投資
性能面ではRyzenが優位ですが、Core Ultra 7には価格と将来性という明確な強みがあります。
- 専用NPUによるAIタスクの効率化:Core Ultra 7のIntel AI Boost (NPU 13 TOPS) は、AI機能の処理をCPUやGPUからオフロードし、高効率かつ低負荷で実行します。これは、AI機能が標準化される未来において、Core Ultraが持つ独自の大きなアドバンテージです。
- 電力効率とコストパフォーマンス:Core Ultra 7 265はPBP65Wという低消費電力で高性能を実現しており、PassMarkスコアでR9 9950X3Dに劣るものの、価格差($804.00 vs $259.00)を考慮すれば、C7 265Kのコスパは非常に優れています。
各CPUの特徴・どんな人におすすめか?
PassMarkスコア、AMDのベンチマーク、そして価格帯の違いから、この2大巨頭がそれぞれどのようなユーザーに最適なのかを結論づけます。
Ryzen 9 9950X3D の特徴・どんな人におすすめ?
改めて、PassMarkスコア「70,226」を叩き出すRyzen 9 9950X3Dの特徴は、圧倒的なコア構成とキャッシュ容量にあります。
・16コア32スレッド:Core Ultra 7 265K/265が20コア20スレッド(P/Eコア混合)であるのに対し、9950X3Dはハイパースレッディング(32スレッド)に対応した16個のZen 5コアを搭載しており、特にマルチタスクやクリエイティブ作業において、その生の処理能力で圧倒します。
・128 MB or 144MBの超大容量L3キャッシュ:第2世代3D V-Cache™ テクノロジにより、Ryzen 9 9950X3DはCore Ultra 7のわずか30MBのL3キャッシュを遥かに超える、128 MB (または144 MB)のオンチップメモリを持ちます。これが、特にゲーミングにおいてフレームレートを劇的に向上させる「切り札」です。
その為、Ryzen 9 9950X3Dは、性能に一切妥協せず、PCの限界を追求したいユーザーにとって、現時点で最強の選択肢です。
- ウルトラハイエンド・ゲーマー:70,226という PassMarkスコアが示す圧倒的なマルチコア性能、そして128 MB or 144MBの3D V-Cache により、最高のフレームレートと応答性を追求したい方。
- プロのクリエイター:動画編集、3Dレンダリング、大規模データ処理など、Core Ultra 9 285Kに対して100%以上の性能向上が期待できる重いマルチタスク作業を頻繁に行う方。
- 長期的なAM5プラットフォームを重視する方:今後何年にもわたるAM5ソケットのサポートが約束されており、最高の性能を享受しつつ将来のアップグレードパスを確保したい方。
Core Ultra 7 265K/265 の特徴・どんな人におすすめ?
Core Ultra 7シリーズは、Ryzenとは全く異なる市場、すなわちAI時代と電力効率に焦点を合わせています。
3nmプロセス (TSMC N3B):Compute Tileに業界最先端の3nmプロセスを採用。これにより、従来のIntel 7 (10nm Enhanced)を採用するCore i7 14700K/14700よりも高効率かつ低発熱での動作が期待されます。
AI専用 NPU (Intel AI Boost):Core Ultra 7シリーズは、AI処理専用のNPUを搭載し、ピーク性能は13 TOPSに達します。これは、CPUやGPUに負荷をかけずにAIタスク(Windows Studio Effects やAIクリエイティブツール)を効率的に実行するための機能であり、AMDのRyzen AI機能と共に、未来のAI PC体験を牽引します。
驚異的なコストパフォーマンス:Core Ultra 7 265Kの価格帯(最安値$259.00)は、Ryzen 9 9950X3Dの価格帯(最安値$663.95)と比較して非常に安価です。Core Ultra 7 265Kは、Ryzen 9 9950X3Dの半額以下のコストで、約84%のマルチスレッド性能(58,833 / 70,226)を提供しており、CPU Value (価格対性能比)では圧倒的な優位性を持つ可能性があります。
上記の観点から、Core Ultra 7シリーズは、新しいプラットフォームへの移行を前提とし、AI機能の将来性と、価格対性能比(コスパ)、そして効率性を重視する以下のようなユーザーに最適です。
Core Ultra 7 265Kがおすすめの人
- ハイエンドゲーマー/エンスージアスト:R9 9950X3Dに匹敵する、Core Ultra 7シリーズの中で最も高いマルチコア性能(PassMark: 58,833)を求め、かつオーバークロックのロマンを追求したい方。
- AI開発者/将来性重視のユーザー:NPU「Intel AI Boost」を搭載した新プラットフォームをいち早く体験し、AIを活用した新しいPC体験を追求したい方。
Core Ultra 7 265がおすすめの人
- 高効率なハイエンドPCを組みたい方:PBPが65Wと低く、発熱や消費電力を抑えつつ、Arrow Lakeアーキテクチャの基本性能を享受したい方。
- 安定性とAI機能を両立したい一般ユーザー:定格運用での安定性と、20コア/20スレッド による強力なマルチタスク性能、そしてNPUによる将来的なAI活用を見据える方。
Ryzen 9 9950X3D 搭載のおすすめゲーミングPC
では、Ryzen 9 9950X3D搭載のおすすめゲーミングPCを紹介していきます。「カスタマイズを見る」をクリックすると、カスタマイズの確認ができる公式サイトの商品ページにアクセスできます。
Core Ultra 7 265/265K 搭載のおすすめゲーミングPC
では、Core Ultra 7 265/265K搭載のおすすめゲーミングPCを紹介していきます。「カスタマイズを見る」をクリックすると、カスタマイズの確認ができる公式サイトの商品ページにアクセスできます。
▼その他のおすすめゲーミングPCについて興味のある方は、以下よりまとめ記事で確認出来ます。
性能を引き出すためのPC選びのポイント
ここでは、主に自作者向けにPC選びのポイントを確認します。BTOサイト等でPCを買う場合、基本的にバランスよくパーツ構成してあるので、ここの内容は軽く流し見してもらって問題ないです。
CPU | CPUクーラー推奨 | マザーボードソケット | メモリ規格 |
---|---|---|---|
Ryzen 9 9950X3D | 360mm簡易水冷(必須) | AM5 (B650E / X670E) | DDR5-6000MHz台 (EXPO) |
Core Ultra 7 265K/265 | 360mm簡易水冷 (265K) / 高性能空冷 (265) | LGA1851 | DDR5-6400 (専用) |
各CPUごとのPC選びのポイントは上記の通りです。ここからは、上記の内容について、より詳しく確認していきます。
Ryzen 9 9950X3D搭載PC選びのポイント
1. 冷却:TDP 170W と高熱密度な3D V-Cache構造を持つため、360mmサイズの高性能簡易水冷クーラーが必須です。
2. マザーボード:AM5ソケットのB650EまたはX670Eチップセット搭載マザーボードを選びましょう。これにより、GPUとM.2 SSDの両方でPCIe 5.0に対応でき、Ryzen 9000シリーズとRadeon RX 9000シリーズといった最新パーツとの相性を最大限に高められます。
3. メモリ:DDR5-5600対応ですが、AMD EXPO™技術を活用したDDR5-6000MHz帯の高速メモリ(CL値が低いもの)を32GB以上搭載することで、究極のゲーミングパフォーマンスを引き出せます。
Core Ultra 7 265K/265搭載PC選びのポイント
1. ソケット:Core Ultra 7は新ソケットLGA1851を採用しており、対応する新しいチップセット搭載マザーボードが必ず必要です。
2. 冷却:265KはMTPが250W までブーストするため、Ryzen 9 9950X3Dと同様に360mm簡易水冷クーラーが推奨されます。一方、高効率モデルの265(MTP 182W)であれば、高性能な大型空冷クーラーでも安定させやすいでしょう。
3. メモリ:DDR4は使用できず、DDR5-6400メモリが専用対応です。性能を最大限に引き出すため、この速度のDDR5メモリを32GB以上搭載しましょう。
4. PCIe Gen 5:Core Ultra 7はPCI Express Gen5に20レーンで対応。最新のPCI Express Gen5 NVMe SSDを導入することで、PCの応答性を極限まで高められます。
FAQ. よくある質問
- QPassMarkスコアはRyzen 9 9950X3Dの方が高いですが、Core Ultra 7 265K/265には勝てる分野がありますか?
- A
はい、Core Ultra 7 265K/265はPassMarkスコアが劣るものの、価格とAI機能で大きく優位に立ちます。Ryzen 9 9950X3Dの最安価格が$663.95 であるのに対し、Core Ultra 7 265Kは$259.00〜$404.00の範囲で提供されており、コストパフォーマンスにおいてCore Ultra 7 265Kが非常に強力です。また、AI専用NPUの搭載により、AI関連タスクの効率化という将来性ではCore Ultra 7が優位です。
- Qゲーミング性能ではどちらが優れていますか?
- A
最高のゲーミング性能を求めるなら、Ryzen 9 9950X3Dが優位です。AMDは9950X3DがIntel Arrow Lakeプロセッサに対して平均10%高速であると公表しており、128 MB or 144MBの3D V-Cacheが、特に高フレームレート環境での性能を劇的に向上させるためです。
- QCore Ultra 7の「3nmプロセス」はなぜ重要ですか?
- A
Core Ultra 7のCompute Tileに採用された3nmプロセス (TSMC N3B) は、従来のIntel 7 (10nm Enhanced)よりも微細化されており、同じ性能をより低い消費電力で達成したり、より高い性能を効率的に実現する鍵となります。特にCore Ultra 7 265のTDP 65Wという低電力設計に貢献しており、効率を重視するユーザーには大きなメリットです。
まとめ:あなたの用途に最適な次世代CPUを選ぼう!
PassMarkスコアやメーカー公表のベンチマーク、そして価格帯が明確に分かれたCore Ultra 7 265K/265とRyzen 9 9950X3D。どちらを選ぶかは、あなたがPCで「何を最優先するか」にかかっています。
CPUモデル | 最大の強み | PassMarkスコア | 最適なユーザー |
---|---|---|---|
Ryzen 9 9950X3D | 圧倒的なマルチコア性能とゲーミングの絶対王者 | 70,226 | 性能至上主義のゲーマー、プロのクリエイター、性能に予算の制限がない方。 |
Core Ultra 7 265K | AI NPU、3nmによる高効率、優れたコスパとOC性能 | 58,833 | AIの将来性を重視、高クロックを追求しつつ、Ryzen 9よりも初期投資を抑えたいエンスージアスト。 |
Core Ultra 7 265 | 最高の電力効率とAI NPUのバランス | 49,224 | 低発熱/省電力を重視しつつ、新世代のIntelプラットフォームへ移行したい一般ユーザー。 |
Ryzen 9 9950X3Dを選ぶあなたは、最高のパワーと速度を手に入れ、クリエイティブ作業やハイエンドゲーミングで一切の待ち時間を感じないでしょう。
Core Ultra 7 265K/265を選ぶあなたは、AI時代の未来と、3nmプロセスがもたらす革新的な効率性に投資し、非常に高い性能を賢く、そして未来志向で手に入れることができるでしょう。