この記事では、PC初心者の方向けに「失敗しないゲーミングPCの選び方」を解説！
「PCゲームを始めてみたいけど、専門用語が多くて何を選べばいいか分からない…」
「高価な買い物だから失敗したくない…」
そんな悩みを持つあなたのために、この記事ではゲーミングPCの選び方の「流れ」を、3ステップで世界一分かりやすく解説します。難しい商品スペック表とにらめっこする必要はありません。この記事で、あなたにピッタリなPCがどんなものか、どうやって判断すればいいか、そのイメージが明確にしましょう。
3ステップで完結！ あなたにピッタリなPCを見つける方法
難しく考える必要はありません。たった3つのステップで、「あなたに合ったPC」「あなたの欲しいPC」が見えてきます。
- Step 1:目的・予算を考える
「何が目的か、いくらのものを買うか」
- Step 2PCの「形」を選ぶ
デスクトップ vs ノートPC
- Step 3価格帯・構成からPCを探そう！
構成を見ながら失敗しないPCを探そう！
Step 1：「目的・予算」を考える
ゲーミングPCに限らず、何か買うときには、目的や予算で考えることが多いと思います。例えば、化粧品なら「保湿用か洗顔用か、いくらぐらいのものを買うか」。車なら、「何人乗り想定や、高級車か軽自動車か」のような感じです。
ゲーミングPCも同様で、「何が目的か、いくらのものを買うか」が重要となります。まずは、目的と予算を考えましょう。
となると、「どのくらいの性能で何ができるのか、それにいくらかかるのか」「価格帯ごとに、どんな人向けなのか」を知ることが重要です。そこで、ゲーミングPCは大きく3つのクラス（等級）に分類した「ゲーミングPC選びの早見表」から、PCの目的と予算の全体像を把握しましょう。
| 性能 | 価格 | 特徴 | パフォーマンス | どんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| ローエンド エントリー | 10万円 ～20万円 | 価格〇 | 主流ゲームで性能が不足or丁度 （低画質、100fps以上） | 価格重視 ライトゲーマー向け |
| ミドルクラス | 20万円 ～40万円 | 価格〇 性能〇 | 主流ゲームで性能が十分or少し余る （中画質、144fps以上） | 価格と性能どちらも重視 カジュアル・ガチゲーマー向け |
| ハイエンド | 40万円 | 性能〇 将来性〇 | 主流ゲームで性能に余裕 （高画質、240fps以上） | 性能重視 ガチゲーマー・クリエイティブ向け |
① ローエンド（エントリー）
- こんな人向け: できる限り価格を抑えたい人、平面的なゲームを好んでプレイする人
- 予算目安: 10万円 ～ 20万円未満
- 特徴: 価格が安い。設定を工夫することで多くのゲームを十分プレイ可能。
- パフォーマンス: 主流ゲームで性能が丁度（中画質 / 100fps）
② ミドルクラス
- こんな人向け: 価格と性能のバランス重視の人。 競技系タイトルやオープンワールドをプレイしたい人
- 予算目安: 20万円 ～ 40万円未満
- 特徴: 迷ったらコレという一番人気！
- パフォーマンス: 主流ゲームで性能が十分（中～高画質 / 144fps以上）
③ ハイエンド
- こんな人向け: 性能重視の人。あらゆるゲームを最高の環境で遊びたい、配信や編集なども本格的にしたい人
- 予算目安: 40万円以上
- 特徴: ゲームからクリエイティブまでこなす優等生。
- パフォーマンス: あらゆるゲームで性能に余裕（高画質 / 240fps以上）
「何が目的なのか」「予算はどれくらいか」「何を重視しているのか」などから、まずは欲しいPCの価格帯を絞りましょう。価格帯が分かると、Step 3の主軸パーツや構成の選択肢を絞れて楽になります。
Step 2: PCの「形」を選ぶ (デスクトップ vs ノートPC)
予算クラスが決まったら、次にPCの「形」を選びましょう。あなたのライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
| 種類 | デスクトップ型 | ノート型 |
|---|---|---|
| メリット | ・性能と冷却性が高い ・パーツ交換（拡張性）ができる ・同性能なら安価 | ・持ち運べる ・省スペース（モニター等一体） |
| デメリット | ・場所を取る ・モニター等が別途必要 | ・性能が制限されがち ・拡張性がほぼない ・同性能なら割高 |
| どんな人向け？ | ・長く使いたい ・性能とコスパ重視 | ・外出先でゲームをしたい ・手軽さ重視 |
Step 3: 価格帯・構成からPCを探そう！
大体の探す価格帯が決まったら、PCを探しましょう。その際、PCの構成を見ると失敗しづらく、より目的に合ったPCを見つけやすいです。もし、詳しいパーツ構成とか考えるの難しければ飛ばしても良いです！難しければ、当サイトや各サイトで紹介しているおすすめを選びましょう。
失敗しないための価格帯別メインパーツのグレード
まず、PCの性能を9割決めるといってもいい、メインパーツが2種類あります。それは、CPU（プロセッサー） と GPU（グラフィックボード）です。CPUとGPUは名前にグレードが示されており、見ただけで大まかな性能が分かります。
以下に価格帯ごとのパーツグレードの相場を示しておくので、相場表をもとに「割高だな/お得かも？」と判断基準の一つとして、参考にしてください。
| 性能 | 価格 | CPUグレード | GPUグレード |
|---|---|---|---|
| ローエンド エントリー | 20万円以下 | Core Ultra 5 / Ryzen 5 / Core Ultra 7 / Ryzen 7 / | RTX 5060 Ti（末尾が○○60 など） RX 9060 XT（末尾が○○60 など） |
| ミドルクラス | 20万円～ 40万円 | Core Ultra 7 / Ryzen 7 / Core Ultra 5 / Ryzen 5 | RTX 5070（末尾が○○70 など） RX 9070（末尾が○○70 など） |
| ハイエンド | 40万円以上 | Core Ultra 9 / Ryzen 9 / Core Ultra 7 / Ryzen 7 | RTX 5080（末尾が○○80 など） RX 9070 XT（末尾が○○70 など） |
商品のスペックに、上記のどれかは基本的に載ってます。表のCPUやGPUの赤字部分がグレードを指し、CPUはアルファベットの後の数字、GPUは末尾の数字2桁が世代間でのグレードを表します。
重要パーツ2種類
あと、メインパーツ2種類以外にも、押さえておきたい重要パーツがメモリとストレージです。
| 性能 | メモリ | ストレージ |
|---|---|---|
| ローエンド エントリー | 推奨：16 GB or 32GB | 推奨：SSD 1TB以上 |
| ミドルクラス | 推奨：32 GB or 16GB | 推奨：SSD 1TB以上 |
| ハイエンド | 推奨：64 GB or 32GB | 推奨：SSD 2TB以上 |
メモリとストレージは、BTOショップなら大抵カスタマイズで大きさを変えれます。お目当てのPCが理想の容量じゃなくても、一度カスタマイズを確認するとよいでしょう。
失敗しないための注意点
ここまでで、大体の価格帯や構成などある程度イメージがついたかと思います。ここからは、BTOショップでPCを探してみましょう。しかし最後に、実際に初心が陥りやすそうな失敗例や、探す際の注意点を知っておきましょう。
- CPUとグラフィックボード/GPUをしっかり確認する
→ CPUが「Ryzen 7」で安いと思ったら、GPUが「RTX」や「RX」ではない、格安GPU「Intel UHD」だった。 - ソフトウェアオプションを確認する
→ 欲しくはないウイルス対策ソフトや、Office系ソフトがついていないか確認。 - デバイスオプションを確認する
→ マウスやキーボードなどは個別に買った方が安かったり、ニーズに合わせらえれるのでおすすめ。 - 保証やサポートを確認する
→ 延長保証や設置サービスなど、不安な方は遠慮せず付けましょう。
初心者が陥りやすい失敗や注意点は上記が挙げられます。ショップや商品によっては、ゲーミングPCじゃなくて普通のデスクトップPCだったりする場合もあるので注意が必要です。
ゲーミングPCで失敗をする方が減るように、当サイトでは各BTOショップのおすすめゲーミングPCを一覧でまとめていますので、こちらもご活用ください。
結論とまとめ
いかがでしたでしょうか。【初心者必見】もう迷わない！ゲーミングPCの失敗しない選び方ガイドは以上になります。
- PCの全体像の把握から、予算やニーズに合わせて価格帯を絞る
- 価格帯を決めて、パーツ選択肢を狭めた上で構成を考える
おそらく構成を絞る・考えるのが一番難しいので、そこは無視してもらって構いません。全体像の把握→おすすめPCから選ぶ、でも十分良いPCと巡り合えると思います。皆さんのPCライフスタートの手助けになったなら幸いです。
【参考】おすすめゲーミングPCを紹介
ここでは、おすすめゲーミングPCを一部紹介します。実際に「どういう構成がおすすめなのか」「どういったCPUやGPUがあるのか」などの、参考にもなると思うので確認してみてください。
【予算目安：20万円以下】コスパ重視モデル
この価格帯は、できるだけ価格を抑えたいゲーマーに最適です。低予算でも快適にプレイする基盤が完成します。
NEXTGEAR JG-A7A7X（ホワイト）
| CPU | Ryzen 7 5700X |
| GPU | Radeon RX 7700 XT |
| 価格 | 139,800円（税込） |
こちらのPCは「マウスコンピューター」にて販売されています。マウスコンピューターは、高いカスタマイズ性や、テレビCM・国内生産・豊富なサポートによる信頼性で人気のメーカーです。
Lenovo LOQ Tower 17IAX10 - ルナグレー
| CPU | Core Ultra 7 255HX |
| GPU | GeForce RTX 5050 |
| 価格 | 196,790円（税込） |
こちらのPCは「Lenovo」にて販売されています。Lenovoは、高性能・高コスパ・サポート体制を兼ね備えた、出荷台数が世界No.1のシェアを誇るPCブランドです。
安価なPCでは、他の人気AAAタイトルやeスポーツタイトル（Apex Legends、VALORANTなど）をプレイしようとした際に、性能不足でカクつきが発生しがちです。しかし、この上記のPCであれば、動作ラインを大きく上回った性能のため、そのリスクを回避できます。価格を抑えつつも、他ゲームへの流用も効く「後悔しないエントリーモデル」です。
【予算目安：20万円～30万円】人気の価格帯・スタンダードモデル
この価格帯も、コスパバランスが良いですが、先ほどより性能重視の方向けの傾向。人気の価格帯の1つであり、多くの方がPCを選ぶ際に、20万円以上を最低ラインとしています。
Lenovo LOQ Tower 17IAX10 - ルナグレー
| CPU | Core Ultra 7 255HX |
| GPU | GeForce RTX 5060 |
| 価格 | 207,790円（税込） |
こちらのPCは「Lenovo」にて販売されています。Lenovoは、高性能・高コスパ・サポート体制を兼ね備えた、出荷台数が世界No.1のシェアを誇るPCブランドです。
Lenovo LOQ Tower 17IAX10 - ルナグレー
| CPU | Core Ultra 9 275HX |
| GPU | GeForce RTX 5060 Ti |
| 価格 | 247,390円（税込） |
こちらのPCは「Lenovo」にて販売されています。Lenovoは、高性能・高コスパ・サポート体制を兼ね備えた、出荷台数が世界No.1のシェアを誇るPCブランドです。
上記のPCは、価格の安さだけでなく、ゲーム性能もクリエイティブも妥協したくない、オールラウンドな性能を求めるゲーマーにとって、最もコストパフォーマンスの高い選択肢です。レイトレーシング（RT）を有効にしても性能低下を最小限に抑え、高品質のビジュアルでゲームに没入できます。
【予算目安：30万円～40万円】高画質・高フレームレートモデル
この価格帯は、性能もコスパもどちらも重視している方向けですが、その中でも性能重視の方向けの傾向があります。こちらも人気の価格帯の1つであり、ゲームで勝ちたい、より長く現役で使いたいという方におすすめ。
Lenovo Legion Tower 5 30IAS10
| CPU | Core Ultra 7 265KF |
| GPU | GeForce RTX 5070 |
| 価格 | 300,740円（税込） |
こちらのPCは「Lenovo」にて販売されています。Lenovoは、高性能・高コスパ・サポート体制を兼ね備えた、出荷台数が世界No.1のシェアを誇るPCブランドです。
Lenovo Legion Tower 5 30IAS10
| CPU | Core Ultra 7 265KF |
| GPU | GeForce RTX 5070 |
| 価格 | 333,740円（税込） |
こちらのPCは「Lenovo」にて販売されています。Lenovoは、高性能・高コスパ・サポート体制を兼ね備えた、出荷台数が世界No.1のシェアを誇るPCブランドです。
240fpsなどの高フレームレートはもちろん、WQHDやUltra設定で60fps以上を狙えます。さらに負荷の高い次世代タイトルや、レイトレーシングを多用する設定でも高いフレームレートが期待できます。性能を最大限に引き出すため、CPUにはCore Ultra 7/9シリーズやRyzen 7シリーズ（例：Ryzen 7 9800X3DやCore Ultra 7 265K）といったハイエンドCPUと組み合わせることが推奨されます。
【予算目安：40万円以上】4K・超ハイスペック環境モデル
40万円以上のPCは、とにかく性能どこまでも追及する人向けの構成。これは、ゲームで4K解像度や、360fps以上を狙いたい、動画配信でも高画質で届けたいといった、究極のパフォーマンス追求者向けの構成です。
G TUNE FZ-I7G7T
| CPU | Core Ultra 7 265K |
| GPU | GeForce RTX 5070 Ti |
| 価格 | 409,900円（税込） |
こちらのPCは「マウスコンピューター」にて販売されています。マウスコンピューターは、高いカスタマイズ性や、テレビCM・国内生産・豊富なサポートによる信頼性で人気のメーカーです。
G TUNE FG-A9A7X
| CPU | Ryzen 9 9950X3D |
| GPU | Radeon RX 9070 XT |
| 価格 | 479,800円（税込） |
こちらのPCは「マウスコンピューター」にて販売されています。マウスコンピューターは、高いカスタマイズ性や、テレビCM・国内生産・豊富なサポートによる信頼性で人気のメーカーです。
今後数年間に発売されるであろうAAAタイトルに対しても、4KやUltra設定、高フレームレートを狙えます。最高のゲーミング体験、AI、クリエイティブ、そして長く現役で使える高い性能。パフォーマンスから将来性まで、その全てを手に入れたいなら、この価格帯を検討してみてください。
