景品表示法に基づく表記:当サイトはアフェリエイト広告による収益を得ています。

RTX 5090 vs RTX 5080 徹底比較!ベンチマークはどれくらい違う?WQHDや4K環境の平均FPSや後悔しないハイエンドPCの選び方【GPU/NVIDIA】

GPU解説

RTX 5090 vs RTX 5080 徹底比較!WQHD/4Kベンチマークはどれくらい違う?

本記事では、RTX 5090とRTX 5080について、WQHDや4K環境での具体的なベンチマークFPS数値と、後悔しないおすすめPCの選び方を徹底的に比較解説します。あなたの予算、プレイスタイル、そして求める性能に最適な一台を見つけるために、RTX 5090とRTX 5080のどちらが最適か、データに基づき比較していきます。

※本記事はRTX 5090とRTX 5080の比較に重きを置いた記事です。それぞれの詳細解説については、以下の記事より確認をお願いします。

RTX 5090 / RTX 5080のベンチマーク性能をデータで徹底比較

まずは、複数のテストサイトの平均fps(フレームレート)データに基づいて、RTX 5090とRTX 5080が実際のゲーム環境でどれほどの差をつけるのかを確認しましょう。

WQHD(1440p)での性能比較

WQHD環境では、RTX 5090は平均180.3 fps、RTX 5080は平均133.9 fpsを記録し、性能差は約34.7%となりました。

GPU 1440p (WQHD) パフォーマンス比較
GPUスコアパフォーマンス
RTX 5090 180.3
RTX 4090 156.7
RTX 5080 133.9
RTX 4080 Super 127.8

データ出典: 本グラフは、海外の大手ベンチマークサイト( Tom's HARDWARE, TechSPOT, TechPowerUP )が公開する複数のゲーム(18 game averageなど)における「1440p (WQHD)」の平均ベンチマークデータを基に、当サイトが独自に集計・作成したものです。

※スコアは3サイトの平均値。データが1サイトまたは2サイトにしかない場合は、その平均値を使用しています。

RTX 5090はWQHDでほぼ常時180 fps以上を維持できるため、非常に滑らかなゲーミング体験を提供します。一方、RTX 5080も130 fpsを超えており、WQHD環境では非常に強力な選択肢であることに変わりはありません。しかし、この解像度でさえ、RTX 5090はコア数とバス幅の優位性により、RTX 5080に対して明確な差をつけています。

4K/高解像度(2160p)での性能比較

このGPU帯の真価が問われる4K環境において、RTX 5090の圧倒的な優位性が示されます。RTX 5090は平均127.4 fpsを記録し、RTX 5080の平均81.9 fpsと比較して、約55.6%高いパフォーマンスを示しています。

GPU 4K (2160p) パフォーマンス比較
GPUスコアパフォーマンス
RTX 5090 127.4
RTX 4090 99.6
RTX 5080 81.9
RX 7900 XTX 74.4

データ出典: 本グラフは、海外の大手ベンチマークサイト( Tom's HARDWARE, TechSPOT, TechPowerUP )が公開する複数のゲーム(18 game averageなど)における「4K (2160p)」の平均ベンチマークデータを基に、当サイトが独自に集計・作成したものです。

※スコアは3サイトの平均値。データが1サイトまたは2サイトにしかない場合は、その平均値を使用しています。

RTX 5090は、DLSS 4のMulti Frame Generation (4X Mode)を活用することで、4K 240Hz/FPSでフルレイトレーシングゲームをプレイすることが可能とされています。RTX 5080も4Kで80 fps超えという素晴らしい性能ですが、最高の画質設定と高リフレッシュレートを両立させたい場合、RTX 5090が唯一無二の選択肢となります。

(参考として、RTX 5090は前世代のRTX 4090と比較して最大で2倍の速度に達するとされています。RTX 5080もRTX 4080と比較して最大で2倍の速度に達するとされています。)

RTX 5090 / RTX 5080 のベンチマーク比較表

RTX 5090とRTX 5080の性能差は、理論演算能力の差がそのままゲーム性能に反映される高負荷環境(4K)で最も大きく、約55.6%に達します。

GPUフルHD 平均FPSWQHD 平均FPS4K 平均FPS
RTX 5080100% (168.8 fps)100% (133.9 fps)100% (81.9 fps)
RTX 5090118.3% (199.8 fps)134.7% (180.3 fps)155.6% (127.4 fps)

しかし、実際のゲーム、特に高負荷な環境である4K解像度では、その差は大きく拡大します。

どちらのGPUも、PCゲームの主要人気タイトルレベルの負荷であれば、フルHDやWQHD環境の240fps以上のパフォーマンスは十分狙えます。

RTX 5090 / RTX 5080 の「後悔しない」選び方:おすすめな人とおすすめしない人

RTX 5080の価格は¥179,800、RTX 5090の価格は¥259,800です。国内価格差は¥80,000であり、この価格差に見合う究極の性能が求められます。

RTX 5080の購入が「おすすめな人」

RTX 5080は、ハイエンドな4Kゲーミングをターゲットとしつつ、コスト意識も持ちたいユーザーに最適です。

  • 4K解像度で安定したハイフレームレート(70~90 fps)を追求したい方:平均81.9 fpsを記録しており、DLSS 4を活用すればほとんどのAAAタイトルで快適に動作します。
  • プロフェッショナル用途で高性能なTensor/RTコアが必要だが、予算を20万円以下に抑えたい方:RTX 5080は前世代のRTX 4080 SUPERを大きく上回る性能を持ちながら、価格帯はRTX 4080 SUPERの約¥199,800よりも抑えられています。
  • WQHD/高リフレッシュレート環境を快適に楽しみたい方:WQHDで平均133.9 fpsを達成しており、十分すぎるほどの性能です。

「プロフェッショナルな環境を整えたい、高いクオリティでゲームがしたい」という方に有効な選択肢。

RTX 5090の購入が「おすすめな人」

RTX 5090は、性能、特に4K以上の高解像度とAI/クリエイティブワークロードにおいて、一切の妥協を許さないユーザーに最適です。

  • 4K環境で120 fps以上、または4K 240Hz/FPSでのフルレイトレーシングゲーミングを目指す方:平均127.4 fpsを記録しており、DLSS 4のMulti Frame Generationによって圧倒的なフレームレートを実現できます。
  • 大規模なAIモデル開発、3Dレンダリング、高解像度動画編集など、VRAMを大量に消費するプロフェッショナルなクリエイティブ作業を行う方:32GBのGDDR7 VRAMと512-bitのバス幅、そして3352 AI TOPSのTensor性能は、FP4での画像生成速度を大幅に向上させます(RTX 4090のFP16と比較して2X高速化)。
  • NVIDIAの最新かつ最強のテクノロジ(Blackwellアーキテクチャ)を求めるエンスージアスト:CUDAコア数、TFLOPS、メモリ帯域幅など、全てがRTX 5080の約2倍に設計されています。

「性能に一切の妥協を許さない、プロフェッショナルな環境を用意したい」という方に最適な選択肢。
4K解像度を重要視する場合、RTX 5090の方が優勢。

RTX 5090 / 5080の購入を「おすすめしない人」

RTX 5080やRTX 5090は究極の性能を誇りますが、オーバースペックとなるケースも存在します。

  • フルHD(1080p)またはWQHD(1440p)環境でのみプレイする方:RTX 5070 Ti(WQHD平均120.1 fps)やRTX 5070でも十分快適なハイフレームレートが狙えます。
  • PC本体の総予算を30万円未満に抑えたい方:RTX 5080単体で約18万円、RTX 5090単体で約26万円と高価なため、GPU以外のパーツ(CPU、マザーボード、電源、ケース)にも高性能なものを選ぶ必要があり、全体の予算が非常に高くなります。

高解像度や高フレームレートに抵抗がある方、予算を抑えたい方にはRTX 5080 / 5090 は不向き

RTX 5090 / RTX 5080 搭載:失敗しないおすすめゲーミングPC構成

BTOゲーミングPCでRTX 5080 / 5090の性能を最大限に引き出すためには、CPUやメモリのバランスが重要です。「失敗しない」最適な構成をいくつか紹介します。

コストパフォーマンス重視のおすすめ3選

コストパフォーマンス重視では以下のモデルがおすすめの筆頭です。

該当するPCは見つかりませんでした。

DAIV FX-I7G80(NVIDIA Studio 認定PC)

DAIV FX-I7G80(NVIDIA Studio 認定PC)
300Hz↑モニター推奨4Kモニターと相性〇クリエイターコアゲーマーテレビCMハイエンドマルチタスク国内生産快適汎用豊富なサポート
CPUCore Ultra 7 265K
GPUGeForce RTX 5080
価格 499,800円(税込)
※2025年11月25日調査

こちらのPCは「マウスコンピューター」にて販売されています。マウスコンピューターは、高いカスタマイズ性や、テレビCM・国内生産・豊富なサポートによる信頼性で人気のメーカーです。


他にも、RTX 5080 / 5090を含む、より多くのPCを見たい場合、以下記事よりご確認ください。

RTX 5090 / RTX 5080の仕様・スペック

RTX 5090とRTX 5080は、共に「Blackwell」アーキテクチャを基盤とし、第4世代RTコア、第5世代Tensorコア、DLSS 4(Multi Frame Generation含む)に対応しています。

項目RTX 5090RTX 5080性能差
アーキテクチャBlackwellBlackwell
CUDAコア数21,760基10,752基約102.3%増
ベースクロック2.01 GHz2.30 GHz約12.6%減
ブーストクロック2.41 GHz2.62 GHz約8%減
Shader性能105 TFLOPS56 TFLOPS約87.5%増
RT性能第4世代 / 318 TFLOPS第4世代 / 171 TFLOPS約86%増
Tensor性能第5世代 / 3352 AI TOPS第5世代 / 1801 AI TOPS約86.1%増
VRAM容量32GB GDDR716GB GDDR72倍増
メモリバス幅512-bit256-bit2倍増
メモリ帯域幅1792 GB/sec960 GB/sec約86.7%増
消費電力 (TDP)450W320W約40.6%増
価格 (JP)¥259,800¥179,8008万円増
発売日2025年1月30日2025年1月30日
出典:NVIDIAの公式情報およびベンチマークデータより作成。

RTX 5090とRTX 5080の違いを深堀り

フラッグシップモデルであるRTX 5090は、RTX 5080に対し、単なる上位モデル以上のアーキテクチャレベルでの圧倒的な差を持っています。

1. CUDAコア数、VRAM、バス幅の全面的な倍増

RTX 5090はRTX 5080の約2倍のCUDAコア数(21,760基 vs 10,752基)を搭載しています。 これに伴い、RTX 5090はVRAM容量が32GB、メモリバス幅が512-bitと、RTX 5080(16GB、256-bit)のちょうど倍のメモリ構成を持っています。 このメモリバス幅の広さにより、RTX 5090は合計メモリ帯域幅が1792 GB/secに達し、RTX 5080の960 GB/secと比較して、大量のテクスチャやレイトレーシングデータを高速で処理できるため、4K以上の高負荷環境で性能差(約55.6%が生まれます。

2. 演算性能(TFLOPS / AI TOPS)の圧倒的な差

コアの総数が増加しているため、シェーダー性能、RT性能、Tensor性能もRTX 5090が大きくリードしています。

  • Shader性能 (TFLOPS): RTX 5090の105 TFLOPSは、RTX 5080の56 TFLOPSに対して約87.5%高いです。
  • RT性能 (TFLOPS): RTX 5090の318 TFLOPSは、RTX 5080の171 TFLOPSに対して約86%高いです。
  • Tensor性能 (AI TOPS): RTX 5090の3352 AI TOPSは、RTX 5080の1801 AI TOPSに対して約86.1%高いです。

特にAI処理において、RTX 5090はFP4という低精度量子化技術を使用することで、RTX 4090がFP16を使用した場合と比較して、2倍の速度で画像生成が可能とされています。

3. 消費電力と冷却設計

RTX 5090のTDPは450Wであり、RTX 5080の320Wよりも130W高くなっています。この増大した熱負荷に対応するため、RTX 5090 Founders Editionは、革新的なダブルフロー設計を採用したSFF-Ready(小型フォームファクター対応)エンシュージアストカードとして設計されているとされています。

4. 価格差

それぞれのGPUの公式価格は、RTX 5080は\179,800、RTX 5090は\259.800です。公式価格ではありますが、価格は8万円の差です。

自作派向け:RTX 5090 / 5080単体グラフィックボードの販売情報

両モデルとも2025年1月30日に発売されています。限定のNVIDIA Founders Editionモデルが提供されるほか、ASUS、GIGABYTE、MSIなどのトップAIBパートナーからもカスタムモデルが提供されます。

ハイエンドGPUは、大きく価格が値上がりする場合があります。場合によっては単体で買うより、BTOショップで購入した方が、総合的にお得な場合があるのでご注意ください。

RTX 5090 / 5080に関するFAQ・まとめ

Q
RTX 5090 vs 5080の結論:今はどちらを買うべきか?
A

4K 100 fps超え、またはプロフェッショナルなAI/クリエイティブ用途ならRTX 5090 を選ぶべきです。4K性能差は55%に達し、コア数とVRAMが倍増しているため、性能に対する絶対的な要求がある場合に適しています。4Kで80 fps前後を狙う、または予算を優先する場合はRTX 5080が最適なハイエンドモデルです。

Q
RTX 5090とRTX 5080は「どの程度の差」があるか?
A

4Kゲーミングでの実効性能差は約55.6%、設計上の理論性能は約2倍です。

Q
DLSS 4.0の恩恵は両モデルで異なるか?
A

両モデルともDLSS 4のMulti Frame Generationに対応していますが、Tensorコア性能が約86%高い RTX 5090の方が、AI処理の速度や効率(例えばFP4処理)で優位です。RTX 5090はDLSS 4により4K 240 FPSを謳っています。

最終結論:RTX 5090 / RTX 5080の性能の違いはどれくらい?

結論として、GeForce RTX 5090とRTX 5080の性能差は、コア数、VRAM容量、メモリバス幅の全てがRTX 5090がRTX 5080の2倍であるという設計上の違いが、特に高負荷な4Kゲーミングで約55.6%という実測値の差となって現れています。特に、プレイ環境の解像度が高くなる程、その差は大きく開いていくのがポイントです。

  • RTX 5080:現在の最高水準の4Kゲーミングを妥協なく楽しめる、ハイエンド帯の「高性能の基準」です。コストパフォーマンスと性能のバランスを重視する4Kユーザーに適しています。
  • RTX 5090「究極の、あるいは次世代の基準」です。4Kでの100 fps超え、または超高解像度でのフルレイトレーシング、そしてプロフェッショナルなAIワークロードで絶対的な処理能力を求める、予算無制限のエンスージアストのためのモデルです。

RTX 5090 / RTX 5080は、どちらも高性能なグラフィックボードです。しかし、プレイ環境の解像度が高くなる程、その差は大きく開いていきます。その為、「4K解像度をどれだけ重要視するか」で最適な選択肢は変わるでしょう。

RTX 5090 / 5080搭載PCの購入を検討中の方は、ぜひ「RTX 5090 / 5080 搭載おすすめゲーミングPC」セクションで紹介したモデルをチェックしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました