Core Ultra 7 285/285K がついに登場!

「285と285Kって、結局何が違うの?」
「前世代に比べて何が変わったの?」
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Intelの新ハイエンドのCPU「Core Ultra 9 285/285K」の注目ポイントや前世代CPUとの性能差を数値で徹底比較し、ゲーミングやクリエイティブ用途でどの程度の進化を遂げたのか分かりやすく解説します。
Core i シリーズから、Core Ultraシリーズへ変わった、次世代CPUを他モデルと徹底比較・確認していきます!
Core Ultra 9 285/285Kのスペック解説・比較
Intelの新世代CPUラインナップ「Core Ultra」シリーズの頂点に君臨する、Core Ultra 9 285とCore Ultra 9 285Kがついに登場しました。これらのモデルは、これまで主流だったCore iシリーズの限界を打ち破り、AI機能の強化、グラフィック性能の飛躍的向上、そして新たなアーキテクチャによる効率化を実現しています。
この記事では、Core Ultra 9 285と285Kの詳しいスペック、前世代との比較、そしてどんなユーザーに最適なのかを徹底的に解説していきます。両モデルのスペックを詳しく掘り下げながら、その性能や特徴、そしてどんなユーザーにピッタリなのかを徹底解説していきます。
Core Ultra 9 285/285Kのスペック解説
まずは、Core Ultra 9 285と285Kの主要スペックをまとめて見ていきましょう。
項目 | Core Ultra 9 285 | Core Ultra 9 285K |
---|---|---|
コア数 / スレッド数 | 24 (P-core 8 + E-core 16) / 24 | 24 (P-core 8 + E-core 16) / 24 |
P-core ベースクロック | 2.5 GHz | 3.7 GHz |
E-core ベースクロック | 1.9 GHz | 3.2 GHz |
P-core 最大クロック | 5.4 GHz (TB), 5.5 GHz (TBM3), 5.6 GHz (TVB) | 5.5 GHz (TB), 5.6 GHz (TBM3), 5.7 GHz (TVB) |
E-core 最大クロック | 4.6 GHz | 4.6 GHz |
最大ターボクロック | 5.6 GHz | 5.7 GHz |
L2キャッシュ | 40 MB | 40 MB |
L3キャッシュ | 36 MB | 36 MB |
対応ソケット | LGA1851 | LGA1851 |
対応メモリ | DDR5-6400 最大192GB | DDR5-5600/6400 最大256GB |
内蔵GPU | Intel Graphics | Intel Graphics 4コア(Arc) |
GPUクロック | 記載なし | 2000 MHz |
TDP(ベース/最大) | 65W / 182W | 125W / 250W |
オーバークロック | 不可 | 可能 |
発売時参考価格 | $549-$579 | $589-$599 |
製造プロセス | 記載なし | TSMC N3B(3nm FinFET) |
その他特徴 | CPUクーラー付属 | Intel AI Boost, Deep Learning Boost |
フラッグシップに相応しい「24コア24スレッド」と「Arrow Lake」アーキテクチャ
Core Ultra 9 285と285Kは、いずれも8つの高性能Pコアと16の効率性Eコアで構成される、驚異の24コア24スレッドを誇ります。これは、従来のCore iシリーズのCore i9モデルと比較しても、Eコア数が増加しており、特に複数の重いタスクを同時に実行する際の処理能力が格段に向上しています。
基盤となるアーキテクチャは、最新の「Arrow Lake」。この新しい設計思想により、コア間の連携が最適化され、より効率的かつパワフルな処理が可能になっています。動画レンダリング、3Dモデリング、複雑なデータ解析など、あらゆるプロフェッショナルな作業において、その真価を発揮するでしょう。
究極の速度を追求!クロック速度と「K」モデルの真髄
Core Ultra 9 285Kは、その型番の「K」が示す通り、オーバークロックに対応したモデルです。Pコアのベースクロックは3.7 GHz、最大クロックは驚異の5.7 GHz(TVB時)に達します。一方、Core Ultra 9 285はPコアのベースクロックが2.5 GHz、最大クロックが5.6 GHz(TVB時)と、285Kよりは控えめですが、それでも十分すぎるほどの高クロックを実現しています。
- Core Ultra 9 285K:限界まで性能を引き出し、記録的なベンチマークスコアを狙いたいエンスージアストや、プロフェッショナルな環境で一秒でも早く作業を終わらせたいクリエイターに最適です。
- Core Ultra 9 285:オーバークロックはしないが、最高峰の処理性能と安定性を求めるユーザー向け。電力効率も考慮されており、優れたパフォーマンスを広い用途で提供します。
それぞれのモデルが、ユーザーのニーズに合わせて最高のパフォーマンスを提供できるよう設計されています。
大容量・高速キャッシュとDDR5メモリ対応でデータ処理が爆速に
両モデルともに、40MBのL2キャッシュと36MBのL3キャッシュという大容量のキャッシュを搭載しています。これにより、CPUが頻繁にアクセスするデータを高速に処理できるため、アプリケーションの応答性が向上し、全体的なシステムパフォーマンスが向上します。
また、対応メモリはDDR5-6400。Core Ultra 9 285Kでは最大256GB、285では最大192GBと、大容量メモリに対応している点も特筆すべきです。これにより、膨大なデータを扱うような専門的な作業でも、メモリ不足を心配することなく快適に作業を進められます。
AI時代を切り拓く「Intel AI Boost」と高性能内蔵グラフィックス
Core Ultra 9シリーズの最大の目玉は、Core Ultra 7シリーズと同様に、AI処理専用の「Intel AI Boost」(NPU)を搭載している点です。このNPUは、AI関連のタスク(画像処理、音声認識、リアルタイム翻訳、AI生成など)をCPUやGPUの負荷を最小限に抑えながら高速かつ効率的に実行します。これからのAI時代において、NPUの有無はPCの使い勝手を大きく左右する重要な要素となるでしょう。
さらに、内蔵グラフィックスも強化され、Core Ultra 9 285KではArcベースの4コアGPUが2000 MHzで動作します。これにより、単体グラフィックボードなしでも、カジュアルなゲームプレイ、高画質な4K動画再生、そして動画編集のプレビューなどがスムーズに行えるようになりました。これにより、省スペースPCやコストを抑えたい場合でも、高いグラフィック性能を享受できます。
新時代のデスクトップPCを支える「LGA1851」ソケットと最新規格
Core Ultra 9シリーズは、新しいLGA1851ソケットを採用しています。これは、これまで使われてきたLGA1700ソケットとは異なるため、対応する新しいマザーボードが必要になります。
新しいマザーボードは、PCI Express Gen5やDDR5メモリといった最新規格に対応しており、これらを組み合わせることで、GPUや超高速SSDの性能を最大限に引き出すことが可能です。まさに、新時代のPCを構築するための基盤となるCPUと言えるでしょう。
消費電力(TDP):性能と効率のバランス
Core Ultra 9 285KのTDPはベース125W、最大250Wと、ハイエンドCPUに相応しい数値です。一方、Core Ultra 9 285はベース65W、最大182Wと、非常に電力効率に優れています。
Core Ultra 9 285:比較的低い消費電力で高い性能を発揮するため、より静音性の高いシステムや、省電力性を重視したPCを組みたい場合に適しています。CPUクーラーが付属している点も魅力的です。む際やアップグレード時に特に注意が必要です。
Core Ultra 9 285K:最高の性能を引き出すためには、強力な冷却システム(高性能な簡易水冷クーラーなど)が必須です。
Core Ultra 9 285/285KとCore i9 14900K/14900との比較
Core Ultra 9シリーズの登場は、前世代のフラッグシップであるCore i9 14900K/14900ユーザーにとって、非常に大きな関心事でしょう。一体、何がどれくらい進化したのでしょうか?まずは比較表から見ていきましょう。
項目 | Core Ultra 9 285 | Core Ultra 9 285K | Core i9 14900K | Core i9 14900 |
---|---|---|---|---|
コードネーム | Arrow Lake | Arrow Lake | Raptor Lake Refresh | Raptor Lake Refresh |
プロセス | TSMC N3B (3nm FinFET) | TSMC N3B (3nm FinFET) | Intel 7 (10nm Enhanced) | Intel 7 (10nm Enhanced) |
コア数 / スレッド数 | 24 (P8+E16) / 24 | 24 (P8+E16) / 24 | 24 (P8+E16) / 32 | 24 (P8+E16) / 32 |
P-core ベースクロック | 2.5 GHz | 3.7 GHz | 3.2 GHz | 2.0 GHz |
E-core ベースクロック | 1.9 GHz | 3.2 GHz | 2.4 GHz | 1.5 GHz |
P-core 最大クロック | 5.6 GHz (TVB) | 5.7 GHz (TVB) | 5.8 GHz (TVB) | 5.8 GHz (TVB) |
E-core 最大クロック | 4.6 GHz | 4.6 GHz | 4.3 GHz | 4.3 GHz |
最大ターボクロック | 5.6 GHz | 5.7 GHz | 6.0 GHz (KS) | 5.8 GHz (TVB) |
L2キャッシュ | 40 MB | 40 MB | 32 MB | 32 MB |
L3キャッシュ | 36 MB | 36 MB | 36 MB | 36 MB |
対応ソケット | LGA1851 | LGA1851 | LGA1700 | LGA1700 |
対応メモリ | DDR5-6400 最大192GB | DDR5-5600/6400 最大256GB | DDR5-5600 / DDR4-3200 | DDR5-5600 / DDR4-3200 |
内蔵GPU | Intel Graphics | Intel Graphics 4コア(Arc) | Intel UHD Graphics 770 | Intel UHD Graphics 770 |
AI機能 | Intel AI Boost (NPU) | Intel AI Boost (NPU) | なし | なし |
PCI Express | Gen5, 20レーン | Gen5, 20レーン | Gen5, 16レーン + Gen4, 4レーン | Gen5, 16レーン + Gen4, 4レーン |
TDP(ベース/最大) | 65W / 182W | 125W / 250W | 125W / 253W | 65W / 219W |
上記比較表から、両シリーズの大きな違いをピックアップします。
1. 製造プロセスとアーキテクチャの進化:性能と効率の向上
Core Ultra 9 285KはTSMCの3nmプロセス(N3B)を採用し、アーキテクチャも新世代の「Arrow Lake」です。これに対し、Core i9 14900K/14900は10nm Enhancedプロセス(Intel 7)と「Raptor Lake Refresh」アーキテクチャです。
3nmプロセスの導入により、Core Ultra 9はより多くのトランジスタを搭載しつつ、電力効率が大幅に向上しています。これにより、同等かそれ以上の性能をより少ない電力で、あるいはより高いクロックで実現できる可能性が高まります。
2. AI処理専用NPUの搭載:未来のPC体験
Core Ultra 9シリーズの最大の強みは、AI処理専用のNPU「Intel AI Boost」を搭載していることです。Core i9 14900K/14900にはNPUがありません。
NPUの有無は、今後のAI活用が加速するソフトウェア環境において、PCの快適性や生産性に直結します。AIを活用したクリエイティブ作業、画像・音声処理、Windows CopilotのようなOSレベルのAI機能などで、Core Ultra 9が圧倒的な優位性を発揮するでしょう。
3. 内蔵グラフィックス性能:大幅強化されたArcベースGPU
Core Ultra 9 285Kの内蔵GPUはArcベースの4コア(2000 MHz)。Core i9 14900K/14900のUHD Graphics 770と比較すると、その性能差は歴然です。
カジュアルなゲームプレイはもちろん、動画のエンコード・デコード支援、複数の高解像度モニター出力など、内蔵GPUの役割がPC全体の快適性を向上させます。ディスクリートGPU(単体グラボ)がない場合でも、Core Ultra 9なら高い満足度が得られるはずです。
4. コア/スレッド数とキャッシュ:実質的な性能向上
Core Ultra 9 285/285Kは24コア24スレッド、Core i9 14900K/14900は24コア32スレッド(Pコアがハイパースレッディング対応)。スレッド数だけ見るとCore i9が優勢に見えますが、Core Ultra 9は新アーキテクチャによるPコアのIPC(Instruction Per Cycle)向上と、L2キャッシュの増加(40MB vs 32MB)により、実質的なパフォーマンスではCore i9を凌駕する場面が多くなると予想されます。
特に、新しいゲームや最新のクリエイティブアプリケーションで、その優位性が顕著になるでしょう。
5. 対応メモリとPCI Express:未来の標準規格を先取り
Core Ultra 9はDDR5-6400専用で、Core i9はDDR4/DDR5両対応です。また、PCI ExpressもCore Ultra 9はGen5の20レーンをフルで提供するのに対し、Core i9はGen5 16レーン+Gen4 4レーンです。
これにより、Core Ultra 9は最新の超高速DDR5メモリやPCI Express Gen5対応のグラフィックボード、NVMe SSDの性能を最大限に引き出すことができます。将来を見据えたPCを組む上で、これらの最新規格への対応は非常に重要です。
6. ソケット:世代交代によるマザーボードの新規購入
Core Ultra 9シリーズは新しいLGA1851ソケットを採用しているため、既存のLGA1700ソケットのマザーボードは流用できません。CPUのアップグレードと同時にマザーボードも新調する必要があります。
どちらを選ぶべき?
- 最新の技術革新、特にAI機能の恩恵を最大限に享受したい、あるいは最高の性能を最先端の環境で追求したいなら、Core Ultra 9 285K/285がおすすめです。新しいマザーボードとDDR5メモリへの投資は必要ですが、その分の価値は十分にあります。
- 既存のLGA1700マザーボードやDDR4メモリを流用して、比較的安価に高性能を維持したいのであればCore i9 14900K/14900も選択肢にはなります。しかし、長期的な視点やAI技術の進化を考えると、Core Ultra 9シリーズへの移行が賢明な選択と言えるでしょう。
Core Ultra 9 285/285Kはどんな人におすすめ?
Intel Core Ultra 9 285と285Kは、その圧倒的な性能と最新技術の搭載により、特定のユーザー層に最高の体験を提供します。
究極のパフォーマンスとオーバークロックを追求するプロフェッショナルへ「285K」
Core Ultra 9 285Kは、まさに「妥協なき性能」を求めるユーザーのためのCPUです。
- プロの動画編集者・3Dアニメーター:4K/8K動画のリアルタイム編集、複雑な3Dレンダリングやシミュレーションなど、最もCPU負荷の高い作業を最速でこなしたい方に。オーバークロックでさらなる処理速度を引き出すことも可能です。
- ゲーム開発者・VR/ARコンテンツクリエイター:大規模なゲームエンジンのコンパイル、複雑なVR環境の構築・テストなど、開発効率を最大限に高めたい場合に最適です。
- データサイエンティスト・AI研究者:大規模なデータ分析、機械学習モデルのトレーニングなど、NPUだけでなくCPUコアの生パワーも求められる高度な計算処理で威力を発揮します。
- 究極のゲーミング体験を求める方:最高のフレームレートと画質で最新のAAAタイトルをプレイし、同時に高画質配信や録画も妥協なく行いたい方。
高い安定性と効率性を求めるハイエンドユーザーへ「285」
Core Ultra 9 285は、Core Ultra 9の最高峰の性能を安定して利用したい、電力効率も考慮したいというユーザーに最適です。
- ハイエンドゲーマー:最高のゲーム体験を追求したいが、オーバークロックは特にしないという方。285Kに匹敵するゲーム性能を、より効率的に享受できます。
- 高負荷クリエイティブ作業を行う一般ユーザー:趣味や副業で動画編集やグラフィックデザインを行う方で、プロレベルの性能を安定して使いたい場合に最適です。NPUによるAI機能の恩恵も受けられます。
- 静音性や発熱を重視するユーザー:65Wという低いベースTDPにより、冷却システムへの負担を抑えつつ、高いパフォーマンスを得られます。より静かで快適な作業環境を構築したい場合に有利です。
- 最新技術を体験したい方:AI機能(NPU)やArcベースの内蔵GPUなど、Core Ultraシリーズの新しい機能を体験したいが、コストや冷却にあまり手間をかけたくないという方。
Core Ultra 9 285/285K搭載PC選びのポイント
Core Ultra 9 285Kや285の圧倒的な性能を最大限に引き出すためには、PCパーツ選びも非常に重要です。以下の点に注目して選びましょう。
1. マザーボードは「LGA1851」対応モデルが必須!
Core Ultra 9シリーズは、新しいLGA1851ソケットを採用しています。従来のソケットとは互換性がないため、必ずLGA1851に対応した最新チップセットのマザーボードを選んでください。PCI Express Gen5対応スロットや、高速DDR5メモリ対応(特にDDR5-6400)も確認しましょう。
2. メモリは「DDR5-6400」クラスの大容量を推奨!
Core Ultra 9はDDR5メモリ専用です。特に、DDR5-6400のような高速なメモリを選ぶことで、CPUのデータ処理能力を最大限に引き出せます。容量は、プロフェッショナルな作業やゲームを快適に行うなら、64GB以上、可能であれば128GBを目安にすると、将来性も考慮でき安心です。
3. 最強CPUには「最強の冷却システム」が不可欠!
Core Ultra 9 285K/285は、特に高負荷時には最大250W/182Wという大きな電力を消費します。この熱を効率的に排出できなければ、CPUの性能が制限されてしまいます(サーマルスロットリング)。
- 360mmまたは420mmクラスの簡易水冷クーラー:Core Ultra 9 285Kの性能をフルに引き出すには、これが最も推奨される選択肢です。
- ハイエンド空冷クーラー:非常に高性能な大型空冷クーラーも選択肢に入りますが、285Kのピーク性能には簡易水冷が有利な場合が多いです。
- Core Ultra 9 285の場合は、付属のCPUクーラーでも動作は可能ですが、より安定した高性能を求めるなら別途高性能クーラーの導入も検討しましょう。
十分な冷却性能を持つクーラーを選ぶことが、CPUの性能安定化と長寿命化に直結します。
4. グラフィックボードは「ハイエンド」モデルを組み合わせる
Core Ultra 9シリーズは強力なCPUですが、最新のAAAタイトルを最高設定で快適にプレイするには、やはり高性能な単体グラフィックボードが必要です。
✅NVIDIA GeForce RTX xx80 or xx90 (例:RTX 5080 / RTX 5090)など
これらのハイエンドGPUと組み合わせることで、Core Ultra 9のCPU性能とGPU性能がバランス良く発揮され、最高のゲーミングやクリエイティブ体験が得られます。PCI Express Gen5対応のグラフィックボードを選ぶと、さらに将来性も確保できます。
5. 高速ストレージ「PCI Express Gen5 NVMe SSD」で圧倒的な速度を
Core Ultra 9はPCI Express Gen5に対応しており、これに対応するNVMe SSDは、従来のGen4 SSDを大きく超える読み書き速度を提供します。ゲームのロード時間の劇的な短縮、大容量ファイルの転送、動画編集時のプレビューやレンダリングの高速化に貢献します。マザーボードにGen5 M.2スロットがあるか、忘れずに確認しましょう。
6. 余裕を持った「電源ユニット(PSU)」の選定
CPUとグラフィックボードがどちらもハイエンドの場合、システム全体の消費電力は非常に大きくなります。
Core Ultra 9 285K/285と、高性能GPUを組み合わせる場合、最低でも850W、可能であれば1000W以上の電源ユニットを選んでおくと安心です。電源ユニットはPCの安定稼働の要ですので、信頼性の高いブランドの製品を選びましょう。
Core Ultra 9 285/285K 搭載のおすすめゲーミングPC
では、Core Ultra 9 285/285K搭載のおすすめゲーミングPCを紹介していきます。「カスタマイズを見る」をクリックすると、カスタマイズの確認ができる公式サイトの商品ページにアクセスできます。
Core Ultra 9 285 搭載PCはこちら↓
該当するPCは見つかりませんでした。
Core Ultra 9 285K 搭載PCはこちら↓
G TUNE FZ-I9G80
CPU | Core Ultra 9 285K |
GPU | GeForce RTX 5080 |
価格 | 599,800円(税込) |
こちらのゲーミングPCは「マウスコンピューター」にて販売されています。当サイトでは、ハイエンドで紹介しているPCです。
Lenovo Legion Tower 7 34IAS10 (Intel)
CPU | Core Ultra 9 285K |
GPU | GeForce RTX 5080 |
価格 | 578,820円(税込) |
こちらのゲーミングPCは「Lenovo」にて販売されています。当サイトでは、ハイエンドで紹介しているPCです。
Core Ultra 9 285KF 搭載PCはこちら↓
該当するPCは見つかりませんでした。
▼その他のおすすめゲーミングPCについて興味のある方は、以下のまとめ記事で全て確認出来ます。
Core Ultra 9 285/285Kに関するよくある質問
Core Ultra 9 285/285Kに関するよくある質問について、確認していきます。
- QCore Ultra 9 285Kと285の主な違いは何ですか?
- A
最も大きな違いは、Core Ultra 9 285Kがオーバークロックに対応している点と、ベースクロック、最大ブーストクロックが285よりも高く設定されている点です。285はオーバークロック非対応で、より電力効率を重視したモデルです。
- QCore Ultra 9シリーズは、従来のCore i9シリーズと比べて何が一番進化しましたか?
- A
最も大きな違いは、Core Ultra 9 285Kがオーバークロックに対応している点と、ベースクロック、最大ブーストクロックが285よりも高く設定されている点です。285はオーバークロック非対応で、より電力効率を重視したモデルです。
- QCore Ultra 9シリーズを使うには、新しいマザーボードが必要ですか?
- A
はい、必要です。Core Ultra 9シリーズは新しいLGA1851ソケットを採用しているため、従来のLGA1700ソケットのマザーボードは使用できません。必ずLGA1851対応のマザーボードをご用意ください。
- QDDR4メモリは使えますか?
- A
いいえ、Core Ultra 9シリーズはDDR5メモリ専用です。DDR4メモリは使用できませんので、DDR5-6400などの高速なDDR5メモリをご用意ください。
- QCore Ultra 9 285K/285は、ゲームだけでなくクリエイティブ作業にも向いていますか?
- A
はい、もちろんです。24コア24スレッドという圧倒的なマルチコア性能、高速なクロック速度、大容量キャッシュ、そしてAI処理専用NPUの搭載により、動画編集、3Dレンダリング、画像加工、音楽制作など、あらゆるプロフェッショナルなクリエイティブ作業において最高のパフォーマンスを発揮します。
- QCore Ultra 9 285にはCPUクーラーが付属していますか?
- A
はい、Core Ultra 9 285にはCPUクーラーが付属しています。しかし、最高のパフォーマンスを引き出すためには、別途高性能な簡易水冷クーラーなどの導入を検討することをおすすめします。Core Ultra 9 285KにはCPUクーラーは付属していません。
まとめ:Core Ultra 9 285/285Kは次世代のPC体験!
Intel Core Ultra 9 285Kと285は、Intelが満を持して送り出した、まさに「絶対王者」と呼ぶにふさわしいフラッグシップCPUです。新しい「Arrow Lake」アーキテクチャ、TSMC 3nmプロセス、そしてAI処理専用NPUの搭載は、これまでのPCの概念を大きく変えるでしょう。
- 圧倒的なマルチコア・シングルコア性能:あらゆる高負荷作業を最速で処理。
- 未来を切り拓くAI処理能力:NPU搭載で、これからのAI時代に完全対応。
- 飛躍的に進化した内蔵グラフィックス:単体GPUなしでも高い性能を発揮。
- 最新規格への完全対応:PCI Express Gen5やDDR5メモリで、PC全体のボトルネックを解消。
Core Ultra 9 285Kは、性能の限界を追求し、オーバークロックも楽しみたい究極のエンスージアストやプロフェッショナルに。Core Ultra 9 285は、最高の安定性と効率性を求めるハイエンドユーザーに。
どちらのモデルを選んでも、PC環境は間違いなく次のレベルへと進化します。Core Ultra 9 285Kや285を搭載したPCは、まさに新時代のPC体験となるでしょう。